背景
現在NoveLandは作家の方に向けた執筆ツールとしてサービスを提供していますが、2024年の末に投稿サイト化を目指していることを公表しており、現在実現に向けて設計や実装が進行中です。
2025年中に初期リリースを行うことを目標としています。
NoveLandが目指す投稿サイトの姿
当時と状況が変わってるため、プラットフォーム化宣言の記事の内容と細かい部分は変わっているのですが、以下の考え方に変更点はありません。
理想的な小説投稿サイトにおいては、読者は面白い作品を読むことに集中するべきであって作品を探すための努力を過度にするべきではないし、作家は作品のクオリティを上げることに集中するべきであって作品を目立たせるための努力を過度にするべきではありません。
そして、投稿された作品はすべからくテンプレや流行に必要以上に縛られることなく、作家が思い描いた通りの世界観のままにそこに存在しているべきです。
つまりは、小説の本来の多様性を維持しつつ、それらを的確に読者に届けることこそが次世代における小説投稿サイトのあるべき姿なのではないでしょうか。
実装を計画中の機能について
以下の機能は構想段階の機能の一部です。
それぞれについて皆様の意見を募集する際には、別のトピックを作成するのでお気軽に意見をお送りください。
ランキング制度、ジャンル設定について
閲覧中のエピソードに登場するキャラクターや世界観の設定情報を参照できる機能
作品の検索機能について
通常の検索機能はもちろん実装しますが、NoveLandのエディタが持つ豊富なメタ情報を活かしてAIを用いた作品検索機能を実装予定です。
AI ChatサービスでいうDeepResearchのような機能です。
しかしながら、AIの性質上意図とマッチした作品を探し出せないこともあるかと思います。
そこで、数度やり取りした上で目当ての作品が見つからなかった場合、このコミュニティにAIとの会話履歴が付与された状態で作品の捜索依頼を出せるようにします。
こうすることで、AIよりもより深い知識や知見を持っているユーザーが、AIとの会話履歴によってどんな作品を探しているかより具体的に言語化された状態で回答することができるようになります。
後半についてはユーザー間の協力によって成り立つものなので、いずれは運営として活動をサポートできたら良いなと考えています。
推薦システム
推薦システムのよくある手法の一つとして、「この作品を読んでいるユーザーは他にこんな作品も読んでいます」というようなものがあります。
この推薦方法は満足度の高い推薦が可能である一方で、投稿されたばかりの作品や運悪く評価を受けられずに埋もれてしまった作品を推薦することができません。
NoveLandではここでもメタ情報を活かして作品の特徴をベースとした推薦システムを用意する予定です。
これにより、他の誰かが読んだかどうかに関係なく自分の好みと似ているキャラクターや世界観の作品を推薦することが可能となります。
その他 Q&A
- Q: NoveLandの投稿サイトに投稿するためにはNoveLandのエディタを使用する必要がありますか?
- A: その必要はありません。NoveLandのエディタは長編小説向けなので、短編小説やエッセイなどをサポートするべく投稿サイトとエディタを別データとして取り扱います。ただし、一部の機能はエディタと連携している時のみサポートされます。
初期リリースについて
上記の機能についてはいずれも開発に時間がかかるため、最初から全てを用意せず継続的に改善していく中でリリースします。
プラットフォームの初期リリース時点では「最作品を投稿できること、読めること」を最低限のリリース要件とし、「閲覧中のエピソードに登場するキャラクターや世界観の設定情報を参照できる機能」を次に着手する予定です。